1/35 TAMIYA SHARMAN(EARLY VERSION)

キットは航空機用エンジンを搭載し、装填手用ハッチのない砲塔や緩やかな傾斜の前面装甲などM4初期型の特徴をモデル化しています。

作例では少なめですが、キットには装備品などが潤沢にセットされ、インテリアも見える範囲で再現されていて、とても楽しいキットです。

アメリカの第二次世界大戦での勝利に貢献したシャーマン中戦車は、1942年2月から1945年7月までの間に49234両が生産されました。

最初に制式化されたのが、このM4で、航空機用エンジンを転用した空冷星型コンチネンタルR975-C-1ガソリンエンジンを有し、最大速度38.6km行動距離193kmという機動性を発揮しました。

乗員は5名。

最大装甲厚は50.8mm。

M3型37.5口径75mm戦車砲を有し、副武装ではM2型12.7mm対空機銃1丁M1919A4型7.62mm機銃を2丁備えています。

1943年5月のイタリア戦線で初陣をむかえ、その後もノルマンディなどヨーロッパ各地方での戦闘に参加し、高い信頼性や実用性を活かして機甲部隊の中心となって活躍しました。

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